2008年05月10日

色校 (tsubaki)

昔、カタログの編集の仕事をしていたこともあって、
懐かしいひびき…色校。
文字やレイアウトを見る校正を終えて、先日
実際に使用する紙に印刷された色校が届きました。
経験上、色校で「はいOKです!」とは大抵いかないもの…と心得ていました。


木版画では、下絵を完成させることの次に苦労するのが、
摺りの作業。(また別の種類の苦労!?)
思い描いていた色を作り、摺り重ねていく作業は
こだわりと経験だけが頼り。摺りだけを専門にしている職人さんもいるほどです。

色に関しては、なんかちょっと違うかな?でもまあいいか~と進めてしまうと、
完成してから、やっぱりイメージと違う!ということになり、
本当にがっかり…、やり直すこともあります。

とくに緑や青は、表現するのが本当にむずかしくて、
葉っぱの色でも、春の芽吹きの緑と真夏のおいしげった緑では全然違うし、
空の色も、春夏秋冬、日々刻々と変化しています。
山の色も、近くの山は緑が強く、遠くの山は青い…
色はすべて自然の色がお手本です。

思わず心動かされる色、
その時々に感じとった色を表現したくて、
木版画を作っているようなものなので、
この木版画詩文集を印刷してくださる方々、
どうか、どうぞ、よろしくお願いいたします・・・と祈る思いです。

そんな思いは編集者TMさんに託しました。
でも、印刷は、大きな機械で複数ページまとめて刷るので、
1点1点の微調整は本当にむずかしい・・・とのこと。
そこをなんとか、できるかぎり、がんばってください!
とお願いするしかありません。



会社に勤めていた時、新入社員研修で、印刷の現場を見学したことがあります。
カラー写真が、黄、赤、青、黒の4色で再現されるのを
目の当たりにしたときは、ちょっとした衝撃でした。
1色ずつ刷り重ねていって4色刷り終わると、ピシッと完成する様は、
木版画と同じです。
それもそのはず、木版は、機械が発明される以前の昔ながらの印刷方法。
もしかして、あの時の感動が、後に木版画を始める原動力になっていたのかも・・・
と今になって思います。

カタログの色校でも、実際の商品の色と印刷の色が違っていると問題なので、
印刷会社の方々には、本当にご苦労をおかけしました。
あきらめたり妥協するのは簡単だけど、
そこをぐっとふんばって、強い心で、口にして伝えてみる・・・
それに現場の方が応えてくださり、仕上がりがぐっとよくなった時など
本当に嬉しかったのを今でもよく覚えています。



そんなこんなで、次は色再校を出していただきます。
いよいよ本当に大詰めです。
あと1ヵ月もしたら、すべて私の手を放れて、
印刷、製本作業へと進んでいることでしょう。
あ~~~ドキドキします!!

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この記事へのコメント
いよいよですねー
思った色に 印刷されなかったら
ショックですよね。。

納得のいくものが出来上がりますように
お祈りしてます。
Posted by かじたに at 2008年05月10日 21:28
こだわりと妥協と・・・
いろんな戦いですね。

どうか色再校が納得のいくものでありますように。。
祈ってます。

いよいよ大詰めですね~
がんばってくださいね。
Posted by 翠 at 2008年05月10日 21:46
いっしょに祈ってくださり、ありがとうございます。
この祈りが、どうかとどきますように・・・
Posted by tsubaki at 2008年05月11日 07:25